:: 08野の花至仏山
至仏山といえば何といってもこのホソバヒナウスユキソウでしょう。
群馬のエーデルワイスです。ここ至仏山と近くの谷川岳の蛇紋岩地に特産です。
この写真を撮りたくて出かけた至仏山ですので大満足でした。
前のホソバヒナウスユキソウと同じキク科のウスユキソウ属です。
こちらはもっと低山のウスユキソウによく似ています。
ウスユキソウの高山型なのでしょう。
オゼソウは至仏山と谷川岳だけに特産する植物です。
あまり目立たない花ですが、オゼソウと名を貰ったので結構人気がありますね。
まばらに群生しています。
タテヤマリンドウは下界で春に咲くハルリンドウの高山型だそうです。
秋の大きなリンドウと違ってとっても小さく可愛い花を咲かせます。
かなりの人気者です。
一番上の写真は花の真上からのアップ。雄蕊は左右に開き役目を終えているようです。雌蕊がツンと立って仕事をしています。
真中の写真は若い花でしょう。雄蕊が中央に固まっています。雌蕊はまだ見えません。
実は至仏山でムシトリスミレを見るとは思わなかったので、ちょっと嬉しい誤算でした。
それにしてもスミレに似せることでそんなにメリットがあるのでしょうか。
コイワカガミはイワカガミの高山型で、ちょっと小型にしたものです。
花数も少ないようです。
コイワカガミは私を高山植物に目覚めさせた花で、今でも非常に好きです。
ハクサンチドリは尾瀬ヶ原や尾瀬沼周辺にありますが、至仏山でも見られます。
ハクサンチドリもラン科のあやしい美しさを持っています。
ハクサンイチゲはシナノキンバイと共に高山草原のお花畑の主役です。
下界では見られないお花畑はまるで別世界のようです。
ハクサンイチゲは花弁の白と葯の黄色のコントラストが美しい。
チングルマは綿毛が人気ですが、花も素敵ですよ。
白い花弁の中央に黄色い蕊がお化粧をしているようです。
一番上の写真はオゼソウと一緒に咲いているチングルマ。
一番下は風車のような綿毛になる前の段階の実です。
ハクサンシャクナゲは高山に咲くシャクナゲです。
少しピンクがかった白い花を一まとめに咲かせます。
そんなまとまりがいくつも散らばって、結構あでやかです。
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