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:: 12野の花八方尾根

2012年7月31日の白馬岳近くの八方尾根行の時の花たちです。

ミヤマママコナ
森の父さん

 ママコナとミヤマママコナの区別は難しいのですが、一番わかりやすいのは苞葉の周りがギザギザなのがママコナ。滑らかなのがミヤマママコナです。
 


タカネニガナ
森の父さん

 下界のニガナは結構背丈が高くなりますが、タカネニガナは岩場にへばりつくようにして10cm~20cmがやっとです。
 岩の隙間から花茎を立ち上げる姿はけなげです。
 


イブキジャコウソウ
森の父さん

 岩の多い亜高山以上に行くとよく出会うイブキジャコウソウ。優しいピンク色をしています。
 芳香があるというのですが、いつも嗅ぎ忘れます。
 

 


ハクサンチドリ
森の父さん

 この棘ばった花弁や苞葉はハクサンチドリの特徴ですね。ラン科の植物は難しいのですが、これはよくわかります。尾瀬でも沢山見ました。
 


キソチドリ
森の父さん

 このラン科の・・チドリや・・トンボとつく緑色の花をつける種類はみんな同じように見えて識別するのが非常に難しいです。もうお手上げ状態ですが、八方尾根に咲くこの種類の中ではキソチドリが一番近いかなと思ってキソチドリとしました。
 


ハッポウウスユキソウ
森の父さん

 八方尾根に咲くウスユキソウだからハッポウウスユキソウ。ではあまりにも説明不足ですね。失礼。ミネウスユキソウの品種らしいです。
 ミネウスユキソウはウスユキソウの高山型で、種としては同じだそうです。だから、ハッポウウスユキソウも同じということですね。
 


カライトソウ
森の父さん

 このカライトソウは花穂の長さが10cmほどもある花です。これでもバラ科なんですよ。そういえば同じバラ科のワレモコウに葉は似ていますね。
 


オオバギボウシ
森の父さん

 オオバギボウシは高山植物ではありません。低山にも咲きます。八方尾根には結構沢山咲いていました。
 


シナノオトギリ
森の父さん

 高山植物のオトギリソウにはイワオトギリとこのシナノオトギリがあります。下界のオトギリソウよりも花が大きいのが特徴です。イワオトギリとシナノオトギリの違いは葉に小さく黒い腺点があるのがイワオトギリでないのがシナノオトギリだそうです。実はよく調べませんでした。ただ八方尾根にはシナノオトギリが多いということなのでそちらにしました。
 


ミミナグサの仲間
森の父さん

 小さく白い花を咲かせるナデシコ科の○○ミミナグサや○○ツメクサという花が高山植物の中には沢山あって、種を特定するのが難しいです。今回もだろうという程度です。
 
クモマミミナグサ・・・だろう。

 
こちらは初めタカネミミナグサだと思っていたのですが、調べているうちに二つに裂けた小裂片がさらに裂けるものが白馬岳周辺にはあるというので、それだろうと思います。キクザキタカネミミナグサと言います。


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