5月18日に出かけた尾瀬ヶ原の風景です。雪がたっぷり残っていました。
尾瀬ヶ原の雪解けの頃に現れる「アカシボ」という現象。融けた雪が赤く変色する現象です。その色の原因は鉄分の酸化によるものなのですが、それを酸化させるものが太古の微生物「ジオバクター」と言うバクテリアなのだそうです。どうやらそれ一種類ではないようなのですが、それらは酸素の代わりに鉄を栄養源とし、まだ地球上に酸素が無かった時代から生きていたそうです。壮大なロマンがアカシボには隠されていたのですね。そうやってみると何だか荘厳な色、現象に見えてきました。
尾瀬ヶ原と言っても、雪解けは一様ではなく雪原として残っているところと、まさに融け終わろうとするまばらな所と、すっかり溶けてしまったところと色々です。ここでは雪原がまだ残っているところとその周辺の山の写真です。