:: 05野の花尾瀬
草原の低い草地の中にひっそりと、
しかし、隠し切れないそのあでやかな紅色。
花弁をあまり開かない風情が好きです。
この時期、ミズバショウに負けない圧倒的な主役です。
単体でも、群生でも絵になる素敵な花です。
特に緑とのコントラストは最高です。
平らな湿原に見事な広がりを見せてくれ、心を高揚させてくれます。
薄霧がよく似合います。
これでも木ですから。
小さなツツジの仲間は沢山ありますが、花弁がそっくり返るのはこれだけでしょうか。
優しいピンク色の父さん好みです。
スーと伸びた花茎の先端にただ一輪、星のように輝いています。
春夏に咲く小さなリンドウの仲間は、大きなリンドウより好きです。
これも、低い草の影に隠れて咲いています。
草陰に見え隠れする白はなぜか気になります。
名のイメージなのか、ひかえめな感じが素敵です。
同じ時期のニッコウキスゲの陰に隠れていますが、単体のあでやかさでは負けていません。
残念ながら、実際の赤紫の色がが出ませんでした。
ヒオウギアヤメを知ったのは尾瀬でした。
なぜかカキツバタと同じ場所には咲いていません。
野草にしてはちょっとできすぎでしょうか。
失礼。これは花ではありませんでしたね。
でもモウセンゴケはそれ自体が花のような印象を与えますね。
色も広がりも。でも、小さな白い花も素敵ですよ。
上のモウセンゴケと同じに、食虫植物です。
でも、花のイメージはだいぶ違いますね。
湿原の中の小さなレモン色は、さがすのに苦労します。
小さな谷の流れの横に咲いていました。
雨で水量が増し、速い流れでしぶきがかかっていました。
みずみずしさが、この花の生命力を感じさせてくれました。
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